どうして婚活は心をすり減らすのか──“幸せになりたい”があなたを苦しめる本当の理由
- masmi
- 6月17日
- 読了時間: 5分
更新日:6月20日
1. 婚活って、なぜこんなに疲れるの?
婚活って、本当にしんどくないですか?
「自然に出会って、自然に恋愛して、普通に結婚したい」
ただそれだけを望んでいるはずなのに、なぜか心が疲れて消耗してしまう——

こんにちは。幸せわくわく婚活塾のマス姐こと山中ますみです。
みんな結婚を通じて、ただ“普通に幸せになりたい”だけのはず。
ところが婚活の現場では心が折れる状況になることが多々あります。
お見合い現場でもあるのが、少し好感触かなと思った矢先に既読スルー。
自分なりに意識して接していたのに、「交際終了」と連絡が入って落ち込む
婚活って、一体いつからこんなにもメンタルを削る活動になってしまったのでしょうか。
2. 比較、評価、そして自己否定のループ
婚活が、厄介なのは“常に他人からジャッジされる環境”に身を置くことです。
マッチングアプリでは、プロフィール写真、年収、趣味、身長など、あらゆる要素で自分が評価され、比較されます。
まるで自分が“商品”として並べられているような感覚さえ覚えます。
見知らぬ誰かとマッチし、会話を重ね、実際に会って印象を良くしようと頑張る。
その帰り道には、「またダメだったかもしれない」と、自分に対する反省会が始まってしまう。
そうやって、毎回“足りない自分”にダメ出しをしてしまう——、疲れても当然です。
そもそも、他人の「好み」や「基準」に合わせて自分を変えようとする時点で、自己肯定感はすでにボロボロになっちゃいますよね。
3. 「選ばれる女」になろうとして、自分を見失った過去
今だからこそ言えますが、かつての私は本気で“選ばれる女になること”が正解だと思い込んでいました。
実は昔、私は「男性に好かれるマナー講座」や「婚活女子向けの第一印象セミナー」などを、自分で主催していたんです。
今となっては、笑ってしまうくらい真逆のことをやっていたと思います。
もちろん、マナーや第一印象、清潔感などはすごく大切です。
でも、本当の問題はそこではなかったんですね。
「好かれるために自分を殺す」「我慢を美徳とする」「常にニコニコして“いい女”でいなければいけない」——
私自身がそう信じ込んで、ひたすら頑張っていた自分がいたのです。
しかし、そんな努力を続けるうちに、「これって本当の私じゃない」とふと気づく瞬間が訪れたのですね。
自分を演じることに慣れすぎて、素の自分がわからなくなっていたのです。
それでも、「選ばれたい」という気持ちにしがみついて、私は無理を続けていました。
そして、最終的には心が限界を迎えてしまったんです。
今の私なら、はっきりと言えます。
「選ばれるために自分を犠牲にするのは違うよね。」
4. 求めていたのは“誰か”ではなく、“安心”だった
婚活に疲れ果てている人たちが口にする言葉は、「結婚したい」「誰かといたい」「支え合いたい」など
けれど、本当に欲しているのは、それらの“形”ではないのかもしれません。
私たちが本当に欲しかったもの——それは、「安心感」なんです。
安心感や愛されている実感というのは、誰かから“もらう”ものではありません。
本来は、自分の内側からじんわりと湧き上がってくるものです。
それを他人から得ようとすればするほど、心の穴はどんどん深くなります。
どれだけ埋めようとしても「まだ足りない」と感じてしまう。
それは当然のこと。なぜなら、自分の外に答えを探しているからです。
5. 自己肯定感を再構築する、マス姐流3つの視点
私が自分自身を再生させた3つの視点の転換について、お話しします。
① 他人基準をやめて、自分基準で生きる
「年収○○万以上じゃないとムリ」「もう年齢的に遅いかも」——そんな思考はすべて、他人基準から来ています。
大切なのは、「自分がどう感じるか」「何に幸せを感じるか」という感覚です。
その感覚を基準にしない限り、本当の意味での恋愛もパートナーシップも育まれません。
② “盛らない私”を受け入れる
本当の魅力は、外見を盛ることで得られるものではありません。
外側をどれだけ整えても、内面が「私なんて…」という思いで満たされていたら、そのエネルギーは自然と相手にも伝わります。
人は無意識に、相手の“在り方”を感じ取るものです。
だからこそ、心の中で「私は私で十分だ」という確信を持っている人のほうが、圧倒的に魅力的なんです。
盛っている自分とは、裏を返せば「私はそのままでは価値がない(だから盛ってしまう)」と信じてしまっている状態。
でも、その“無意識の前提”を変えることで、不思議なほど自然体の自分が魅力的に映るようになります。
③ 婚活以外の人生も、ちゃんと生きる
婚活にどっぷり浸かって、他のことが見えなくなっていませんか?
友達と笑ったり、一人旅をしてみたり——
そんな“自分らしい時間”の中にこそ、実は豊かな出会いが隠れていることに気づいたのです。
しかし、ここでも落とし穴はあります。
目の前の苦しみから逃れるために、没頭するものを探すと、その苦しみに蓋をした状態で生きることになりますよね。
蓋はいつか必ず開いてしまいます。
蓋をしめた中身(苦しみ)をしっかりと認める。
これができたら、本当に没頭できる。目の前のことに夢中になれます
6. 選ばれる自分から、“選ぶ私”へ
もう、そろそろ気づいていませんか?
婚活は“選ばれる”ための場所ではありません。
本来は、“自分が選ぶ”ためのプロセスなんです。
相手がどう思うかではなく、自分がどう感じるか。
そこに正直になることこそが、幸せな未来への第一歩です。
どうか、自分の心が喜ぶ相手を選んでください。
その選択が、あなたの人生を豊かにしてくれます。
そして、最後にこれだけは伝えさせてください。
あなたにも、必ずできる。
今のままのあなたで、選べるし、選ばれるし、そして愛される。
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